Wednesday, March 10, 2010
ブレディスローカップについて Minimize

■世界一のカップ戦

 「ブレディスローカップ」とは、ニュージーランドとオーストラリアの定期戦の勝者に与えられるトロフィーのことで、1930~35年に在任したNZ総督のブレディスロー卿の名前にちなんでいる。氏が1931年に両国の定期戦に対して寄贈したことが始まり。
以降は、定期戦そのものをブレディスローカップと呼ぶようになった。1987年以降6度のラグビーW杯の内、タスマン海を挟んだいずれかの国が3度優勝を手にしていることからも、世界で最も観客を集めるカップ戦となっている。最多動員数は2000年7月15日、シドニーのオリンピックスタジアムでの、109,874人。
2009年現在のIRB(国際ラグビーボード)による公式世界ランキングは、2位NZ、3位豪州である。まさに現代ラグビーを引っ張る両雄が初めて対戦したのは、1903年のこと。ラグビーでは、国代表同士の試合をテストマッチと呼ぶが、NZラグビー史上初のテストマッチの相手が豪州だった。

■宿命のライバル対決

 1903年8月15日、豪州のシドニークリケットグラウンドで行われた初対戦は、22-3でNZが勝利。以降、2008年まで、両国は132回対戦し、NZの88勝39敗5引き分けという記録が残っている(豪州がニューサウスウェールズ州として戦った24試合の記録は除く)。NZは、世界のあらゆる国に勝ち越しているラグビー史上最強国である。豪州はNZが最も多く対戦した国であり、2番目に多い南アフリカ共和国も75試合対戦しているが、二国間の交流の密度は際立っている。
ブレディスローカップとして毎年数試合が行われ、複数の対戦がある年は勝ち越した側、また同じ勝ち星の時は保持している側が防衛するというスタイルがとられている。ちなみに、このカップは人気だけではなくサイズも世界最大級である。

■世界が注視する両国動向

 2003年以降は、6年連続でNZがカップを保持。昨年は、スーパー14(南半球スーパークラブ選手権)でクルセイダーズを5度の優勝に導いたNZ人の名将ロビー・ディーンズが豪州代表監督に就任して話題を呼んだ。2007年、フランスで行われたワールドカップ(W杯)で優勝を逃したNZ代表のグレアム・ヘンリー監督には批判が集中したが続投が決まり、後任に立候補していたディーンズは、オーストラリア代表からのオファーを受けた。
ブレディスローカップは原則として両国を行き来して開催されてきたが、2008年11月1日、香港で初開催され、39,000人の観衆を集めた。今後もさまざまな地域での開催を視野に新たな歴史を歩み始めている。

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ニッスイ東京 2009 ブレディスローカップ

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